賃貸の保証会社で審査に落ちる5つの理由とは?職業・収入が影響するのか?
賃貸物件を借りる際、多くの場合で必要となるのが「保証会社」の利用です。
家賃の滞納リスクをカバーする保証会社のサービスは、貸主・借主双方にとって安心できる存在ですが、実は保証会社による「審査」で落ちてしまうケースも少なくありません。
「安定した職業についていないとダメ?」「収入が少ないと不利?」など、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、賃貸の保証会社で審査に落ちる主な理由を5つに絞ってわかりやすく解説します。
審査基準や職業・収入がどのように影響するのか、実際にどんな点がチェックされるのかを知っておくことで、トラブルを避けスムーズな契約につなげられるでしょう。
賃貸契約を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
賃貸物件の家賃保証会社とは?
賃貸物件を借りる際、入居者が家賃を支払えなくなった場合に備えて、代わりに支払いを行うのが「家賃保証会社」です。
以前は連帯保証人(親や親族)を立てるのが一般的でしたが、近年ではトラブル防止のために保証会社の利用が主流になっています。 入居者・大家双方に安心をもたらすサービスです。
保証会社の役割と仕組み
保証会社の役割は、入居者が家賃を滞納した場合に、大家(貸主)へ代わりに家賃を立て替えることです。
万が一、入居者が支払いを怠っても、保証会社が家賃を肩代わりすることで、貸主は安定的な収入を確保できます。
その後、保証会社は入居者に立替分の家賃を請求し、分割や一括での支払いを求めます。
つまり、家賃滞納のリスクを保証会社が引き受けることで、オーナーは安心して物件を貸し出せるのです。
また、保証会社は入居者へサービスを提供する代わりに、入居者から初回保証料や年間更新料を受け取ります。
このように入居者と保証会社との間で、信頼性と支払能力の確認が行われることがおもな仕組みです。
利用のために審査が必要な理由
保証会社を利用するには、入居者の支払い能力や信頼性を確認するための「審査」が必須です。
保証会社が将来家賃を立て替えるリスクを事前に判断するためであり、入居者の収入の安定性・職業・過去の家賃滞納歴・信用情報などがチェックされます。
審査に通過すれば保証契約が成立し、入居に進めますが、落ちた場合は別の保証会社を利用するか、連帯保証人を用意する必要があります。
審査は厳しすぎるわけではありませんが、安定した生活基盤があるかどうかが問われるため、事前に準備を整えることが大切です。
保証会社の審査に落ちるおもな5つの理由
保証会社によっては、厳しすぎる審査基準を設けているわけではないため、スムーズに審査を通過する場合がほとんどです。
しかし場合によっては、提出書類に不備があったり虚偽があったりした場合などで、審査が通過できない場合もあるでしょう。
基本的には、審査に落ちた理由を教えてくれることはありませんが、落ちた理由として考えられる、とくに多い理由として5つ紹介します。
職業・雇用形態に不安があるとみなされたため
保証会社は、家賃を滞納するリスクを避けるため、入居者の「安定した収入の継続性」を重視します。
正社員や公務員などの雇用が安定している職業は評価が高く、反対にアルバイト・派遣・フリーランス・水商売関係といった場合は「収入が不安定」と判断されやすく、審査に不利になることがあります。
また、就職や転職直後の人も「勤務年数が短く継続勤務の見通しが立ちにくい」と判断される可能性があります。
ただし、雇用形態だけで一概に否決されるわけではなく、収入額や勤務先の信用度、提出書類の内容によっては通ることもあります。
あくまで「継続して家賃が支払えるか」が審査の基準です。
収入が審査基準に満たないため
収入が少ない場合、家賃を継続的に支払う能力があるかどうかに疑問が生じるため、審査で落ちる原因となります。
保証会社は「月収の3分の1以下の家賃」が支払い可能な水準とみなすことが多く、例えば月収15万円で家賃8万円の物件を希望する場合、「返済比率が高すぎる」と判断されることがあります。
また、収入の内訳が曖昧な場合や、証明書類(源泉徴収票、確定申告書、給与明細など)が提出されない場合も審査に不利です。
副業収入や仕送りなども含めて正確に申告し、書面で証明できることが通過への近道でしょう。収入の信頼性と継続性を示すことが重要です。
信用情報にキズがあるため
保証会社の中には、CICなどの信用情報機関に照会して審査を行うところがあります。
過去にクレジットカードやローンの支払い遅延、携帯料金の滞納、自己破産などの履歴があると「信用リスクがある」とみなされ、審査に落ちる可能性が高まります。
とくに、近年は家賃保証と信用情報の連携が強化されており、以前よりもチェックが厳しくなっている傾向があります。
自分でも信用情報を開示請求することで確認できます。
信用情報に問題があった場合は、保証会社を変える、連帯保証人を立てる、信用回復期間(約5年)を待つといった対策が必要です。
緊急連絡先・保証人に不備があるため
保証会社を利用する場合でも、緊急時の連絡先や補助的な保証人の情報を求められることがあります。
このとき、緊急連絡先が「音信不通の知人」や「連絡先不明の人物」など信頼性に欠ける場合、審査に影響します。
保証会社は緊急時に連絡がつく相手を必要とするため、親族や勤務先の上司など、しっかりと本人と関係性があり、対応可能な人を登録することが望まれます。
また、虚偽の情報(例:存在しない連絡先)を記載した場合は即不合格になる可能性があります。
万が一、頼れる人がいない場合でも、事前に不動産会社に相談すれば代替案を提示してもらえる場合もあるため、一人で抱え込まずに対応しましょう。
申告内容の不備・虚偽申告が判明したため
申込書に記載する勤務先・年収・勤続年数・連絡先などの情報に虚偽や記載ミスがあると、保証会社は「信用できない」と判断し、審査に通らないことがあります。
とくに、年収や勤務先を意図的に偽る行為は重大な信用失墜とされ、今後の申し込みにも悪影響を及ぼす可能性があります。
また、誤字脱字や数字のミスなどの小さな記入ミスであっても、審査に影響することがあるため、申込書の記入は慎重に行うことが大切です。
提出前には必ず見直しを行い、不安な場合は不動産会社に相談してアドバイスを受けるとよいでしょう。誠実な申告が、信頼される第一歩です。
審査に落ちた場合に取れる5つの改善策
万が一、保証会社の審査に落ちてしまった場合でも、あわてることはありません。
信頼できる不動産会社であれば、対応策や代替案を紹介してくれるでしょう。
審査に落ちた場合に効果的とされる、5つの改善案について紹介します。
別の保証会社を利用する
保証会社は複数あり、それぞれ審査基準が異なります。
一社で審査に落ちたとしても、別の保証会社では問題なく通過するケースは珍しくありません。
たとえば、信販系(クレジット審査重視)よりも独立系(収入・職業重視)のほうが審査が柔軟なことがあります。
不動産会社や物件のオーナーが複数の保証会社と契約している場合、別の会社への再申込が可能か相談してみましょう。
ただし、同じ内容で何度も落ちると、物件側に悪印象を与えるリスクもあるため、別会社に申し込む前に、審査落ちの原因を見直してから再挑戦することが重要です。
家賃を下げて物件を選ぶ
審査に落ちた原因が「家賃と収入のバランス」にある場合は、家賃を見直すことで審査に通る可能性が高まります。
一般的に、家賃は月収の1/3以下が妥当とされ、それを超えると「返済負担が大きい」と判断されることがあります。
たとえば、月収18万円で家賃8万円の物件を希望すると、審査は厳しくなります。
予算を見直して家賃5〜6万円の物件に切り替えることで、審査通過のハードルは大きく下がるでしょう。
家賃をおさえるためには、駅からの距離を妥協したり、間取りを1Kからワンルームに変えたりするなど、優先順位を見直すことも有効です。
収入証明を整える・副収入を加える
審査で重視されるのは「安定した収入があるかどうか」です。
たとえ本業の収入が少なくても、アルバイト収入や副業収入があり、それを証明できれば審査の評価が上がる可能性があります。
提出書類としては、給与明細・源泉徴収票・確定申告書などが有効です。
副収入がある場合は、振込履歴や契約書類を添えると信頼性が増すでしょう。
また、口頭申告だけでなく、数字と書類で客観的に示すことが大切です。
収入の安定性を証明する資料をていねいにそろえることで、保証会社の不安を払拭し、審査通過につながります。
緊急連絡先や保証人を再検討する
保証会社の審査では、緊急連絡先や保証人の信頼性も重要です。
申込時に登録した連絡先が親族以外や連絡が取りづらい人だった場合、不安材料として判断されることがあります。
信頼性があり、緊急時に連絡が取れる人物を選び直すことがポイントです。
可能であれば親、兄弟、勤務先の上司など、身元が明確な人物に依頼しましょう。
また、連絡先として記載する前に、本人の了承を得ておくことも大切です。
保証人が必要な場合も同様に、信用力のある人に依頼することで審査の信頼性が向上し、通過率も上がります。
提出書類の内容を見直す
審査書類に誤記・記載漏れ・あいまいな表現があると、それだけで信頼性を損ね、審査に落ちる原因になります。
たとえば、勤務先の名称や住所の記載ミス、年収の不一致、勤務年数の曖昧な記載などは「虚偽申告」とみなされることもあります。
申込書の内容は正確かつ具体的に記載することが重要です。
また、収入証明や在籍確認書類などの補足資料も、最新のものを用意しましょう。
提出書類を整えることで、保証会社に「信頼できる入居者」であることを印象づけることができ、再審査に通る可能性が高まります。
保証会社の審査を受ける前に準備しておくこと
賃貸の家賃保証会社の審査に一度落ちた場合でも、次のチャンスに備えて事前準備を整えることで、審査通過の可能性を高めることができます。
まず大切なのは、落ちた原因をできるだけ明確にすることです。
不動産会社に確認すれば、直接的な理由は教えてもらえない場合もありますが、「収入面に原因があったか」「書類に不備があったか」など、ある程度のヒントが得られることもあります。
次に、収入に関する書類を整えることが重要です。源泉徴収票、給与明細(直近3カ月分)、確定申告書などを準備し、副収入がある場合はその証拠(振込履歴や契約書など)もそろえておきましょう。
収入の安定性や継続性を数字と書類で示すことが審査対策の鍵になります。
また、申込書の内容を正確に記載することも重要です。
虚偽の申告や記載ミスがあると、それだけで信頼を損ねてしまいます。
勤務先の情報、連絡先、年収などは事実に基づいて、ていねいに記入しましょう。
最後に、家賃と収入のバランスを見直すことも忘れてはいけません。
無理のない家賃設定の物件を選ぶことも、審査通過の近道です。
審査に備えることで、次の入居チャンスを確実にものにしましょう。
まとめ
賃貸の保証会社による審査は、職業や収入、過去の信用情報など多くの要素を総合的に判断して行われます。
とくに、以下に当てはまる点は、審査に落ちるおもな理由として挙げられます。
■収入が安定していない
■職業が非正規・フリーランス
■過去に家賃の滞納や金融トラブルがある
■緊急連絡先が不十分
■申告内容に虚偽がある
ただし、上記の要因が必ずしも否決につながるわけではなく、保証会社や物件オーナーの方針、提出書類の内容によって結果は変わることもあります。
万が一審査に落ちた場合は、別の保証会社を使う、収入証明を強化する、連帯保証人を立てるなどの対策が可能です。
審査に通過するなら、一人ひとりの入居者に対して親身に相談にのってくれる、不動産会社の存在が不可欠です。
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審査に通過し、スムーズにお部屋が借りられるようサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。
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この記事を書いたライター

NICEROOM編集部
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