夜職でも賃貸は借りられる|審査に落ちる原因と通す方法

こんにちは、NICEROOM(ナイスルーム)の岸田です。


毎月、キャバ嬢さんやホストさん、風俗で働く方から、数えきれないくらい相談が来ます。
その中でダントツに多いのが、「他社で物件を申し込んでいて審査に落ちた」という声です。

夜職だから審査に落ちたのではなく、ほとんどのケースは。
不動産屋さん側の準備が足りなかっただけであることが多いです。

これまで何百件と夜職の方のお部屋探しをやってきましたが、「この人は絶対無理」ってケースはほとんどありません。うちに来る”他で落ちた”お客様の大半は、やり方を変えれば通っています。正直、場数だと思っています。

この記事では、夜職の方が賃貸審査に通るためのリアルな方法を、きれいごと抜きで解説します。落ちる本当の理由から、保証会社の選び方、収入証明の代わりになる書類、通りやすい時期まで。読み終わる頃には、次に何をすればいいかがハッキリするはずです!

目次

夜職が審査に落ちる「本当の理由」3つ

審査に落ちる原因は、ほぼこの3つに集約されます。夜職だからというより、準備でつまずいているケースが大半なんです。ひとつずつ見ていきます。

理由①:収入の証明ができていない

これが一番多い原因です。

会社員なら源泉徴収票を出せば終わりですが、夜職の場合は日払い・歩合・手渡しが多い。「収入はあるのに、証明する書類がない」という状態になります。
不動産屋がここを事前にフォローできていないと、保証会社から「収入確認ができない」とはじかれます。

もうひとつ、意外と見落とされがちなのが家賃と収入のバランスです。一般的には、家賃は月収の3割以下が目安と言われています。夜職は月ごとの収入の波が大きいので、調子のいい月を基準に背伸びした家賃で申し込むと、そこで引っかかることがあります。無理のない家賃で出すだけで、通りやすさは変わります。

理由②:保証会社の選び方が間違っている

夜職の審査は、どの保証会社を使うかでほぼ決まります。というのも、保証会社ごとに「何を見るか」がまったく違うからです。

保証会社にはざっくり3種類あります。

  • 信販系(オリコ、エポスなど)→ CICの信用情報を見る。クレカやローンの事故がある人は通りにくい
  • LICC系(日本セーフティなど)→ 家賃の支払い履歴を業界で共有。前の物件で滞納があると厳しい
  • 独立系(フォーシーズ、Casaなど)→ 独自の基準で審査。夜職でも通りやすい

夜職の方に信販系の保証会社を通そうとしている時点で、その不動産屋はわかっていません。信販系はCICの信用情報を見るので、日払い・歩合の収入だと評価されにくいからです。
そこを分かってない不動産屋が、本当に多い。
僕が担当するときは、お客様の状況を聞いた上で、通る可能性が高い保証会社が使える物件を最初から提案します。

3タイプの違いを一枚にまとめると、こうなります。自分がどのタイプで戦えばいいか、当たりをつける材料にしてください。

タイプ代表的な会社主に見られるポイント夜職の通りやすさ使える収入証明の例
信販系オリコ、エポス などCICの信用情報(クレカ・ローンの履歴)△ 事故情報があると厳しい源泉徴収票、確定申告の控え
LICC系日本セーフティ など家賃の支払い・滞納履歴(業界共有)○ 滞納歴がなければ通りやすい給与明細、通帳コピー
独立系フォーシーズ、Casa など独自基準(信用情報を共有しない会社が多い)◎ 夜職でも通りやすい確定申告の控え、通帳コピー、在籍証明書
※通りやすさはあくまで傾向です。同じタイプでも会社ごとに基準は異なります。

ざっくり言うと、夜職の方が狙うべきは独立系です。信用情報を共有しない会社が多く、収入の証明も柔軟に見てくれるからです。ここを最初から選べているかどうかで、結果はまるで変わります。

理由③:申込書の書き方で損している

同じ人でも、申込書の書き方ひとつで審査結果は変わります。嘘を書くのはNGですが、事実の範囲で表現を選ぶのは損をしないために必要なことです。

職業欄に「接客業」と書くか「飲食業」と書くかで、書類の印象はまったく違います。
たとえば、お店が法人格を持っているなら「株式会社〇〇 勤務」と書ける。個人事業主として確定申告しているなら「自営業」でもいい。
ここの書き方を一緒に考えるのが、僕らの仕事だと思っています。

審査に通すために、僕がやっている3ステップ

ここからは、実際にうちで夜職のお客様を通すときの手順を、順番どおりにお見せします。この順番を守るかどうかが、通るか落ちるかの分かれ目です。

①まず「通る保証会社が使える物件」だけを提案する

順番が逆の不動産屋が本当に多い。きれいな部屋を先に見せて、後から「審査落ちました」は最悪のパターンです。

僕はお客様の職業・収入の状況・過去の滞納歴を最初のヒアリングで確認して、通る保証会社が使える物件だけを提案します。
「この部屋はいいんですけど保証会社が信販系なので、こっちのほうが確実です」
こういう話を、最初に正直にします。遠回りに見えて、これが一番の近道なんです。

②収入証明の代わりになる書類を一緒に準備する

源泉徴収票がなくても、審査はあきらめなくて大丈夫です。代わりになる書類が、いくつもあるからです。

審査前に、次のうち用意できるものをチェックしてみてください。数が揃うほど、通りやすさは上がります。

  • 確定申告書の控え(自営業として申告している場合)
  • 給与明細(手書きでも、お店のハンコがあればOKな場合あり)
  • 通帳のコピー(毎月の入金が確認できるもの/数か月分あると強い)
  • 在籍証明書(お店に書いてもらう書類)
  • 身分証(運転免許証・マイナンバーカードなど)
  • 直近の家賃を滞納なく払ってきた記録(今住んでいる部屋がある人)

どれが使えるかは保証会社によって違います。だから先に保証会社を決めてから、必要な書類を案内するのが正しい順番です。逆をやると、集めた書類がムダになって二度手間になります。

③代理契約という選択肢を提示する

どうしても本人名義で通らないときは、親御さんに契約者になってもらう「代理契約」という手があります。本人名義にこだわって落ち続けるより、選択肢として持っておいたほうがいい。

「親には言いたくない」という方も多いですが、最近は親御さんの名義だけ借りて、家賃は自分で払うパターンがほとんどです。親御さんに安定した収入があれば、通る可能性はかなり高くなります。
ただ、代理契約は不動産屋によって対応がバラバラで、「うちは代理契約できません」と言う店もあります。だから最初に「代理契約はできますか」と確認してください。

親にどう切り出すか──「保証人」ではなく「契約者」を頼む

ここでいちばん多い悩みが、「そもそも親に何て言えばいいのか」です。切り出し方は、そんなに構えなくて大丈夫です。

まず頼み方ですが、「保証人になって」ではなく「契約者になって」と頼むのがポイントです。保証人は本人が払えなくなったときに肩代わりする立場ですが、代理契約は親御さんが契約者になって、実際の家賃はあなたが払う形。親御さんに金銭的な負担がかからないことを、最初にハッキリ伝えると話が早いです。

仕事の話をどこまでするかは、あなた次第で構いません。職業を細かく説明する義務はなく、「都心で働いていて、契約だけ通りにくいから名義を貸してほしい」という伝え方でも十分成立します。実際、親御さんに職種を伝えずに契約している方も多いです。どう伝えるか迷ったら、その相談だけでも受けます。言い方の落としどころは、一緒に整理できます。

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「この書類で通るかな」「代理契約ってうちの親でもいける?」——そういう段階でかまいません。今の状況を教えてもらえれば、何を準備すればいいか具体的にお返しします。

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あなたのケースはどう?職種別・時期別の通りやすさ

「自分の場合はどうなの?」というのが一番知りたいところだと思います。ここは正直に、職種と時期でどう変わるかをお話しします。

職種で違う?──変わります。でも「無理」じゃない

正直、職種で通りやすさは変わります。でも「この職種だから無理」ということはありません。理由は、さっき話したとおり、書き方と保証会社の選び方でカバーできるからです。

キャバクラ・ラウンジ勤務の場合。
比較的通しやすい部類です。お店が法人でお給料も振込なら、在籍証明や給与明細が揃いやすい。職業欄も「飲食接客業」と自然に書けます。ここは準備さえすれば、そこまで身構えなくて大丈夫です。

ホストの場合。
基本はキャバクラと同じ考え方でいけます。歩合の割合が大きくて月の波が激しい人は、通帳のコピーで「ならすとこれくらい入っている」を見せられると強い。若くて勤続が短いと少し慎重に見られるので、そのぶん独立系の保証会社と無理のない家賃で調整します。

性風俗・デリヘル等の場合。
正直、ここが一番ハードルは上がります。手渡し収入で書類が残りにくく、在籍証明も出しづらいお店があるからです。でも”風俗だから無理”ではないんです。うちでも普通に決まっています。ポイントは、独立系の保証会社に絞ること、そして職業欄は「サービス業」「個人事業」など事実の範囲で書けるものを一緒に整理すること。ここは不動産屋の腕がモロに出るところなので、慣れた店に頼むのが一番の近道です。

急がないなら、時期を選ぶだけで有利になる

引っ越しを急がないなら、6〜8月か10〜12月が狙い目です。1〜3月は転勤・入学で申し込みが集中して、保証会社の審査も物件の空きもタイトになるからです。

繁忙期はとにかく全体が取り合いになります。いい物件はすぐ埋まるし、大家さん側も選べる立場なので、審査のハードルが上がりがち。
逆に閑散期は、大家さんも「早く決まってほしい」ので、多少の交渉に応じてくれることもあります。
「この物件がどうしても」という事情がないなら、時期をずらすだけで通りやすさも条件も良くなる。これは知っておいて損はないです。

審査の電話(在籍確認)で、実際に何を聞かれるのか

「職場に電話が来たらどうしよう」——これ、相談で本当によく出てくる不安です。ここは知っておくだけで気持ちがだいぶ楽になるので、実務のところまで正直に話します。

まず、電話が来るかどうかは保証会社によります。独立系は本人の携帯に確認の電話が入るだけで済むことが多く、在籍確認まで踏み込まないケースも珍しくありません。信販系だと、勤務先に在籍確認の電話が入ることがあります。

電話で聞かれる中身はシンプルです。多くの場合、担当者は保証会社名や不動産会社名を名乗らず、個人名で「〇〇さんはいらっしゃいますか」と本人の在籍を確認するだけ。年収や勤務内容を根掘り葉掘り聞かれることは、まずありません。お店側は「はい、在籍しています」と答えれば、それで終わりです。

だから事前準備は、お店に「この番号から、私宛に電話が来るかもしれません」と一声かけておくだけで十分です。出勤前のスタッフや店長に伝えておけば、当日スムーズに対応してもらえます。

「店長に頼みにくい」「日によって電話に出る人が変わる」というお店もあると思います。その場合は、個人名で電話がかかってくること・在籍の確認だけであることを伝えておけば、誰が出ても対応できます。それも難しそうなら、そもそも在籍確認が入りにくい独立系の保証会社を最初から選ぶ、という組み立て方もあります。どのやり方が現実的かは、状況を聞けば一緒に決められます。

「アリバイ会社」だけは、使わないでください

アリバイ会社だけは使わないでください。在籍確認の代行は虚偽申告にあたり、バレたら一発で追い出されるからです。

もう少し具体的に言うと、発覚したときのリスクは契約解除・強制退去だけでは済みません。悪質だと判断されれば、詐欺として問われる可能性もあります。目先の審査を通すために、そこまで背負うのは割に合わない。
そもそも、アリバイ会社を使わなくても通る正攻法があります。ここまで書いてきた「独立系の保証会社」「書類の準備」「代理契約」で、うちのお客様はちゃんと通っています。ズルをしなくていいんです。正直に、正しい順番でやりましょう。

よくある質問

相談でよく聞かれることに、本音で答えます。

Q. 夜職でも賃貸は本当に借りられますか?

A. 借りられます。落ちる原因の大半は本人ではなく、不動産屋が保証会社を選び間違えているだけです。独立系の保証会社と正しい書類の準備で、”他で落ちた”方も通っています。

Q. 審査で職場に電話(在籍確認)は来ますか?

A. 保証会社によります。独立系は本人確認の電話だけで済むことが多く、信販系は在籍確認が入ることがあります。事前にお店へ「この番号から電話が来ます」と伝えておけば安心です。

Q. 水商売って正直に言ったほうがいいですか?

A. 嘘はダメですが、言い方は選べます。「キャバクラ勤務」より「飲食接客業」のほうが書類上の印象は柔らかい。虚偽記載は契約解除の理由になるので、事実の範囲で表現を工夫します。

Q. 一度審査に落ちた物件に、もう一度申し込めますか?

A. 同じ保証会社では基本NGです。ただし別の保証会社が使える物件なら再チャレンジできます。「他で落ちた」と来る方の多くは、保証会社を変えることで通っています。

Q. 収入を証明する書類が何もない場合はどうすればいいですか?

A. あきらめなくて大丈夫です。確定申告の控え・給与明細・通帳のコピー・在籍証明書などで代用できます。何が使えるかは保証会社ごとに違うので、先に保証会社を決めてから書類を揃えるのが正解です。

Q. 家賃はいくらまでなら審査に通りやすいですか?

A. 目安は月収の3割以下です。夜職は月の波が大きいので、調子のいい月ではなく平均的な月を基準に。無理のない家賃で申し込むだけで、通りやすさは上がります。

Q. アリバイ会社を使えば審査に通りますか?

A. 使わないでください。在籍確認の代行は虚偽申告にあたり、発覚すると契約解除・強制退去、悪質な場合は詐欺に問われる可能性があります。使わなくても通る正攻法があります。

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最後に:夜職の審査は「不動産屋選び」で決まる

夜職の方が審査に落ちるのは、その人のせいじゃないことがほとんどです。不動産屋が夜職の審査に慣れていないだけ。だから、どの店に頼むかで結果が変わります。

うちは心斎橋・長堀橋エリアで営業しているので、夜職のお客様がとにかく多い。具体的に言うと、東心斎橋や宗右衛門町の繁華街ど真ん中は店舗や飲食が中心で、単身で住むなら少し西や南——四ツ橋・堀江側、あるいは長堀橋から谷町六丁目・日本橋の方——に振ると、ワンルームの選択肢がぐっと増えます。繁華街まで自転車で通える距離なので、出勤の負担も軽い。このあたりは古くから水商売の方が多く住んできた土地柄で、夜職の入居者に慣れている大家さん・管理会社が比較的多いのも実感としてあります。

どのあたりのお店に勤めている人が、どの保証会社で通りやすいか——そういう肌感覚は、この街でずっとやってきたぶん貯まっています。審査の通し方だけは、場数のぶんだけノウハウがあります。

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この記事を書いた人

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